ホタルイカは、春先に旬を迎える食材として有名ですね。
スーパーでもよく見かけるため、おつまみやおかずの一品として食卓に並ぶ機会も多いでしょう。
ホタルイカはホタルイカモドキ科に属するイカです。
大きさはオスが5cm前後、メスが5~7cmとなっており、小さめです。
日本海を中心に生活しているホタルイカは水深200~600mもの深い海で生息し、約1年という短い期間で寿命を迎えます。
暗い海で青白く発光することでもよく知られていますね。
ホタルイカの発光は、発光物質(ルシフェリン)に発光酵素(ルシフェラーゼ)が作用することで起こります。
発光する理由には次のようなものがあげられます。
・光で身を守る
ホタルイカは少しの刺激で発光する性質があります。
暗い海の中で敵に襲われそうになった時に、光を放つことで相手を驚かせたり目くらましをすることで、身を守ります。
・光で身を隠す
ホタルイカは海の中で体を水平にして、昼間は上から降ってくる太陽光に反応して腹側が発光します。
光を上手に調節して敵から身を守っています。
・光で会話する
ホタルイカの眼は青、水色、緑の3種の色を識別ができます。
同じ仲間同士やオスとメスとの間で合図を送ったり、集団で行動したりすることができるとされています。
ホタルイカの発光については、現在でもまだまだ謎が多く、研究が進められているみたいです。
謎の多いホタルイカですが、青白く発光する姿は幻想的でとても美しいですよね。
ホタルイカの旬の時期は、だいたい3月~6月で、主な産地は兵庫県と富山県です。
兵庫県は漁の解禁時期がなく、一年中獲れることからいつでもホタルイカを楽しむことができます。
富山県では、定置網漁で獲るのでホタルイカに傷がつかないのが特徴です。
次に美味しいホタルイカの選び方をご紹介します。
・膨らみがある
購入する際は、ホタルイカの膨らみに注目しましょう。ふっくらと膨らんでいれば新鮮な証拠です。
・表面にツヤがある
ホタルイカの表面にツヤがあるかどうかを確認してから購入しましょう。
・身が透き通っている
生のホタルイカを購入する際は、透明感があり身が透き通っているものを選びましょう。身が透き通っているほど新鮮です。
寄生虫がついている可能性もあるので、個人で食べる場合は中までしっかりと加熱した方が安心です。
ホタルイカは、栄養豊富でたんぱく質をはじめ、ビタミンAやビタミンB2、鉄、タウリンなどが多く含まれています。
ぜひ、新鮮な旬のホタルイカを味わってみてはいかがでしょうか。
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