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執筆者の写真樋口 理一

朝顔

朝顔は、夏を代表するお花の一つですね。

色鮮やかな朝顔は見ているだけで、元気を与えてくれるような気がします。

小学生の頃に育てた経験がある人が多いでしょう。

近所で子どもたちが育てている朝顔を見ると、なんだか懐かしい気持ちになりますよね。

私も小学生時代に自分なりに一生懸命育てて、観察日記を頑張って書いた記憶があります。

朝顔の花は朝に咲くというイメージがありますが、実際には夜明け前の薄暗いころに咲くことが多い花なのだそうです。

朝顔の花の咲く時間を決めているものは、日の出ではなくて日没の時間です。

朝顔にはつぼみのうちにお日様の光を浴びて、暗くなってから9~10時間ほどで開花するという性質があります。

この性質から、日没が早くなるほど開花が早くなるのですね。

また、朝顔の開花する時間は日没の時刻以外にも、その日の気温によっても変わります。

気温が高いと開花が遅くなる傾向があります。

朝顔はなぜしぼむのか、知っていますか?

まだ暗いうちから咲く朝顔は、昼前にはしぼんでしまいます。

すぐにしぼむのは、外気の暑さと乾燥によって、花びらの水分が蒸発してしまい、水分不足になってしまうからです。

朝顔の花びらはとても薄く、薄いと水分が蒸発しやすくなります。

日の光を浴びると、花びらから水分が奪われていきます。

通常、花は根から水分を吸収していますが、それが追いつかなくなると、花びらが水不足となってしぼんでしまいます。

水分が奪われる夏の暑い時期だと、朝顔の花は午前9時ころにはしぼんでいるでしょう。

早くに花がしぼんでしまうのは、受粉しためしべを乾燥から守る役割もあるともいわれています。

私は朝顔について全く知らなかったのですが、調べてみるとなかなか面白いですね。

朝顔は、朝に咲く花ではなかったことに驚きました。

朝顔の開花や仕組みについて夏の自由研究として、お子さんと一緒に調べてみるのはいかがですか?

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