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執筆者の写真樋口 理一

インフルエンザ

今年は例年より早く季節性インフルエンザが流行しています。

また、新型コロナウイルスも冬に向けて再び感染が広がるおそれがあるそうです。

しっかりと感染症対策をして、元気に過ごしたいですね!

インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染することで、高熱や喉の痛み、関節痛・筋肉痛みなどを引き起こす感染症です。

子供はインフルエンザにかかるとまれに急性脳症を発症し、高齢者や免疫力が低下している人の場合は二次性肺炎を発症するなど、重症になることもあります。

感染経路は飛沫感染と接触感染の2つです。

感染している人のくしゃみやせきで出る飛沫を吸い込むことにより感染します。

くしゃみや咳(せき)を浴びる距離(2メートル程度)にいる人は感染の危険性が高くなります。

また、感染している人の唾(つば)や鼻みずが手から手へ、あるいはドアノブやつり革などを介して手に付着し、感染します。

ウイルスが付着した手で、口や鼻、目などの粘膜を触れることで感染するので、こまめな手洗いや手指消毒用アルコールで接触感染のリスクを減らしましょう。

インフルエンザを予防する有効な方法をおさらいしておきましょう!

・流行前のワクチン接種

インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されています。

・外出後の手洗い

流水・石鹸による手洗いは手指など体についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法です。

インフルエンザに限らず接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。手指消毒用アルコール製剤による手指衛生も効果があります。

・適度な湿度を保つ

空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。

乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つことをおすすめします。

・普段の健康管理

体の抵抗力を高めるために、バランスの良い食事や適度な運動、十分な睡眠を日ごろから心がけましょう。

・人混みや繁華街への外出を控える

インフルエンザが流行してきたら、不要不急のときはなるべく、人混みや繁華街への外出を控えましょう。

・室内ではこまめに換気をする

季節を問わず、新型コロナウイルス対策としても、十分な換気が重要となります。

これらの対策が普通にできている人もいれば、忘れがちになってしまっている人もいますよね。

これから冬に向けての感染症対策が重要になってきます。

感染症対策は個人の判断が基本となりますが、自分だけではなく、周りの人を守るためにも意識を高めていきたいですね。

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