初夏から梅雨にきれいな花を咲かせる花菖蒲。
水辺や公園で紫色の花を見たことがある人も多いのではないでしょうか?
菖蒲(あやめ)、 花菖蒲(はなしょうぶ)、杜若(かきつばた)はよく似ているため、見分けるのがなかなか難しいですよね。
花菖蒲(はなしょうぶ)はアヤメ属に分類される多年草で、5〜7月ごろに花を咲かせます。
花の色は、白、ピンク、藤色、紫、青、黄など種類が豊富で、さまざまな色の花を咲かせます。色の絞りや覆輪(ふくりん)などの組み合わせを含めると5,000種類あるといわれています。花びらの付け根部分が黄色く染まっていることも花菖蒲の大きな特徴です。
草丈は50〜100cmほどで、葉脈がはっきりとした細い葉を持ちます。
花菖蒲の葉は中央に筋が1本通っていることも特徴の1つです。
菖蒲(あやめ)、 花菖蒲(はなしょうぶ)、杜若(かきつばた)のそれぞれの特徴を押さえておきましょう。咲いている場所や時期を知っていると、見分けるのに少し役立つかもしれないです。
菖蒲(あやめ):花びらに網目状の模様がある、草原などの乾いた土地に咲く、5月上旬~5月中旬ごろに花が咲く
花菖蒲(はなしょうぶ):花びらの付け根部分が黄色く染まっている、池や沼の近くの湿地に咲く、6月上旬~6月下旬ごろに花が咲く
杜若(かきつばた):花びらに白い筋が入っている、池や沼の近くの湿地に咲く、5月上旬~5月中旬ごろに花が咲く
見た目がよく似ているお花ですが、それぞれに異なる特徴がありますね。
最初は見分けるのが難しいと思いますが、ネットの写真で見比べていくとわかってくるかもしれません。見分けるコツを押さえて、水辺や公園のお花を観察してみてはいかがでしょうか。
Comments