もうすぐ秋分の日ですね。
今年は9月22日が秋分の日です。
秋分の日の頃に鮮やかな赤色の花を咲かせる彼岸花についてご紹介したいと思います。
まず秋分の日についてです。
秋分の日は、「国民の祝日」の一つで、「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日とされています。
この日は昼と夜の長さがほぼ等しくなることから、彼岸と此岸の距離が最も近い日と考えられ、先祖に感謝を表しやすい日だと考えられるようになったそうです。
こうしてお彼岸である秋分の日前後は、先祖を敬い、感謝を伝える日として、
お墓参りに行ったり仏壇に手を合わせたりするなど、先祖の供養をする日となりました。
秋は「秋分の日」を中日として前後3日間、合わせて7日間ずつが「お彼岸」の期間です。
お彼岸ではお墓参りや仏壇の掃除、お供えなどをするのが通例です。
次に彼岸花についてみていきましょう。
彼岸花はヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で、田んぼや畦道(あぜみち)、土手などにに群生し、9月中旬になると地中から蕾を出し、直径10〜15cm程度の花を咲かせます。
彼岸花という名前は「秋の彼岸の頃に咲く花」であることに由来しています。
彼岸花の別名「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」が有名ですが、
「死人花(しびとばな)」「幽霊花(ゆうれいばな)」「地獄花(じごくばな)」「毒花(どくばな)」「痺れ花(しびればな)」「葉見ず花見ず(はみずはなみず)」「捨て子花(すてごばな)」「天蓋花(てんがいばな)」「狐の松明(きつねのたいまつ)」「狐花(きつねばな)」など、1000以上の別名を持っているといわれているのです。
彼岸花の花びらの色は品種改良によっていろいろな種類があります。
鮮やかな赤色の花が代表的ですが、白や黄色、ピンクやオレンジなどの花もあります。
彼岸花には花・茎・葉・球根、すべての部分に毒があり、特に強い毒を持つのは球根の部分です。彼岸花は土手や田んぼ、墓地を荒らすモグラやネズミから農作物やご先祖様を守るため、この毒性を利用し植えられたといわれています。
彼岸花の開花はたった1週間ほどと、短期間です。
そのタイミングを逃さないように、開花情報や場所をしっかりチェックしておきましょう!
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