防災の日

9月1日は「防災の日」。

台風や地震の多い時期にあたり、1923年の関東大震災を教訓として制定されました。

全国各地で防災訓練が行われる日ですが、私たちにとっては「日常の中の備え」をちょっと見直すきっかけの日でもあります。

災害への備え、できていますか？

普段の暮らしの中で意識するのは難しいですが、いざという時のために備えておきたいことは意外と身近にあります。

◎ 飲料水は人1日3リットルを目安に、3日分ストック

◎ 保存食は“普段食べられるもの”を選ぶと安心

◎ 家族や大切な人と、避難場所や連絡方法を確認しておく

こうした基本的な備えだけでも、緊急時の不安を大きく減らすことができます。

ローリングストックで無理なく

非常食というと乾パンや缶詰のイメージが強いですが、最近はレトルトカレーやフリーズドライご飯、お菓子やインスタント食品も保存食として活躍します。

「ちょっと多めに買って、使った分を補充する」――そんなローリングストックなら、賞味期限を気にせず日常生活の延長で続けられます。

暮らしの中でできる小さな工夫

防災の備えは、特別なものだけではありません。

◎ モバイルバッテリーを2つ持って、1つは常にフル充電しておく

◎ 普段使うスニーカーを玄関に置いておく（避難時にサンダルは危険）

◎ 枕元に懐中電灯と笛を置いておくと安心

◎ 家具の固定や、食器棚に耐震ラッチをつけるのも効果的

ちょっとした工夫が、いざという時の安心につながります。

避難場所を確認しておく大切さ

避難のときに『どこへ行けばいいか』を事前に知っておくことも大切です。地域のハザードマップには、浸水や土砂災害の危険エリア、指定避難所の場所がまとめられています。家族と一緒に確認しておけば、いざという時に慌てず行動できるはずです。旅行や通勤先など、住んでいる場所以外の避難所も調べておくと、さらに安心です。

まとめ

「防災の日」は、災害を思い出す日であり、備えを“暮らしの中に溶け込ませる日”でもあります。特別な準備をしなくても、ストックを点検したり、家族と避難ルートを話したり――ほんの少し立ち止まるだけで十分。

忙しい日々の中だからこそ、こうした習慣を大切にしたいですね。