top of page
  • 執筆者の写真樋口 理一

れんこん

みなさん、れんこんは好きですか?

本日、11月17日はれんこんの日だそうです。

れんこんの日は1994(平成6)年の11月17日、茨城県土浦市にて「れんこんサミット」が開催されたことに由来します。

れんこん(蓮根)とは、蓮(はす)の根ではなく、地下茎(ちかけい)という茎がふくらんだものです。

私たちが食べているのは根ではなくて、茎の部分だったのですね。

れんこんは水をたっぷり張った泥の中で育ちます。

そのため、空気を運ぶ通気組織である気孔が発達し、茎に穴があきます。

れんこんに穴が空いているのは呼吸をするためです。

穴が空いている形状から「先の見通しが良い」ということで、縁起物としてお正月料理や精進料理に欠かせない食材となっています。

ほぼ通年出荷されていますが、旬は収穫が始まる9月~10月の秋から、最も需要が多い冬です。

れんこんは、切り方や調理方法によってシャキシャキとした食感やホクホクとした食感を楽しむことができます。

れんこんはとても栄養価の高い野菜であることをご存じですか?

ビタミンCや食物繊維など、さまざまな栄養素が含まれています。

ビタミンCはコラーゲンの生成に欠かせない栄養素で、抗酸化作用があり、がん、老化、免疫機能低下の原因となる活性酸素を取り除く働きがあります。

疲労回復、かぜの予防、ガン予防、老化防止などに効果があります。

れんこんのビタミンCはでんぷんで守られているため、加熱しても損なわれにくいとされています。

れんこんは不溶性・水溶性食物繊維の両方を含むので便秘予防に効果的です。

不溶性食物繊維は、腸を刺激して排便を促進します。

水溶性食物繊維は、体内の善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌の割合を増やし、腸内環境を整えてくれる働きがあります。

その他にはカリウムやタンニンなどが含まれています。

カリウムはナトリウムを排出する働きがあり、塩分の摂り過ぎを調整し、高血圧予防に効果が期待できます。

余分な水分を体外へ排出し、むくみの解消にも効果的です。

タンニンは、ポリフェノールの一種で抗酸化作用や消炎、収れんの作用があります。

漢字では「蓮根」なので、根の部分を食べているのかと思っていましたが、食べているのは茎の部分だったことは初めて知りました。

れんこんは身近な食べ物ですが、その生態については知らないことが多いので興味深い食材ですね。

栄養も豊富で、いろいろなメニューで味わうことができます。

ぜひ、普段の食卓に取り入れてみてください♪

閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page