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  • 執筆者の写真樋口 理一

夏になると、蚊に刺されやすくて悩む人も多いですよね。

刺されてかゆみや腫れが出る前にできる対策をしましょう!

みなさんは、蚊の種類について考えたことはありますか?

蚊の種類はどれくらいいるのでしょうか?

世界には3,520種類以上が存在すると考えられていて、日本では100種類ぐらいです。

これだけ種類の多い蚊ですが、全てが人間から吸血するわけではないのです。

日本に生息する100種類ほどの蚊の中でも、血を吸う蚊は20~30種類ほどといわれています。

また、人の血を吸うのは産卵を控えているメスのみだそうです。

日本でよく見かけるのが、アカイエカ・ヒトスジシマカ(ヤブカ)・チカイエカの3種類です。

蚊はなぜ、人を刺すのでしょうか?

人の血を吸うのは産卵を控えたメスのみです。

卵を産むための準備として、メスは糖分だけでなく高タンパクな動物の血液を必要とするからです。

血を吸った後のメスは、安全な場所に移って2~3日休止し、卵が成熟すると水域に移動して産卵をします。

通常は、オスと同じように花の蜜や果汁などを吸っています。

蚊に刺されやすい人とはどんな人なのか知っていますか?

蚊は、汗に含まれる乳酸や二酸化炭素も敏感に察知します。

汗をかいている人や、運動や飲酒によって二酸化炭素を多く吐き出す人に集まってきます。

逆に、体温が低く、二酸化炭素排出量が少なく、汗をあまりかかない人は、蚊のターゲットになりにくいようです。

以下のような人が蚊に刺されやすいのだそうです。

・赤ちゃんや子ども・妊娠中の女性・体温の高い人・汗をたくさんかく人・飲酒をしている人・黒い服を着ている人

次に蚊に刺されないための対策を知っておきましょう。

【蚊を発生させない環境づくり】

家の周りの水たまりをなくしましょう。

蚊は少しでも水のあるところに卵を産みつけるので、雨水などがたまっているところがないかチェックします。

植木鉢の受け皿、バケツ、空き缶・空き瓶、外に置いているタイヤ、雨除けのシートなどは水がたまりやすいので注意が必要です。

【室内の対策】

蚊とり線香、火を使わないリキッドタイプの蚊とり器、スプレータイプなどの市販の虫よけアイテムを活用しましょう。

また、扇風機やうちわの風も蚊よけに効果があります。

蚊は軽く風に飛ばされやすいので、風があると蚊が寄って来にくいです。

靴下をこまめに履き替えましょう。

蚊は皮膚常在菌によって悪臭を放つ靴下が大好きです。

足を石けんで洗い、靴や靴下もできるだけ新しいものを身に着けて、足を清潔にするのがおすすめです。

網戸を正しく使用しましょう。

網戸は窓を全開状態で使用するか、半開時には室内側の窓を開けるようにして、室外側の窓は閉めた状態で網戸を使用しましょう。

【外出時の対策】

長袖長ズボンなどを着用して、できる限り肌を露出させない服装にしましょう。

肌にぴったり密着する服の場合は服の上からでも刺されてしまうので、ゆったりとしたシルエットの服がいいでしょう。

色は濃い色を避け、白やベージュ、黄色などの淡い色合いのものがおすすめです。

公園や草むら、竹藪や雑木林など蚊が多くいそうな場所をなるべく避けましょう。

日中は草むらや木陰に潜んでいて、人の熱などに反応して近づいてくるため、日陰で休む場合は気をつけましょう。

汗をこまめに拭きましょう。

汗をかいた所、蚊が寄ってきやすい物質が付きやすい足や顔をよく拭きましょう。

虫よけを使いましょう。

家族で使える肌にやさしい虫よけ剤や効果が長時間持続するものなど、虫よけにも種類がたくさんあります。

用途に合わせて、虫よけ剤を選びましょう。

血を吸うのは、産卵を控えたメスの蚊だけだったのですね。

なんとなく聞いたことはありましたが、卵のために動物の血を吸っていたとは驚きです。

蚊に対する対策は、簡単にできるものが多いですね。

ぜひ、参考にしてみてください。

蚊に刺されるとかゆみなどの不快な症状ばかりでなく、蚊は感染症を媒介する恐れがあります。

蚊に刺されないようにしっかりと対策しましょう!

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